この漫画に会えて誇りに思う『SKET DANCE』

『SKET DANCE』と言う漫画は、
タイトルが引っかかってずっと手に取らなかった。
てっきりダンス漫画なのかと思って😅

スケット団と言う何でも屋的な部活が活躍する学園ギャグ漫画。
作者の篠原健太先生は『銀魂』のアシスタントだったことでも有名で、
内容は銀魂からバトルと下ネタを抜いたような感じ。
原作・アニメの両方で銀魂とのコラボも実現している。
因みにアニメ版はタツノコプロ製作であるため、
所々タツノコキャラが登場するオリジナル要素がある。

本日全32巻を読み終えたので感想を投稿。
核心には触れません。
この漫画の長所はとにかくギャグが笑えることに尽きたね。
特にチュウさんの発明シリーズ、
黄老師のオリジナルゲームシリーズはハズレがなかった。
後半も校歌を作る話がめちゃくちゃ印象に残ったね。
あれだけ話数があったのに最後まで全く失速を感じなかった。
作者の引き出しの多さに脱帽🙌

また、この漫画は個性の尊重がテーマになっていて、
美男美女だけでなく大きい子や太った子も出てきて、
なおかつ容姿が過剰に卑下されることもないから安心して読めた。
過剰なツンデレ・男女差別・先輩への無礼と言った
人付き合いに問題のあるキャラもいるけど、
それは直すべき欠点として
メタ的に扱われるので温かく見守ってやってほしい。
個性と欠点の分別がしっかりしていたのも、
管理人がこの漫画を推せる理由だね。
人に暴言を吐いたり暴力を振るうと言う
単なる不快な行為をギャグ扱いしたり、
酷いと庇わせる作品が少なくないけど、
そう言うのは苦痛でしかないと言うことを
もっと多くの作者に分かってもらいたいね。
とは言え、その理由でデージーとクエッチョンは
最後まであまり好きになれなかったけど。

エピソードは殆どが1話完結ギャグだけど、
主要キャラの過去編などで
ちょくちょくシリアスなエピソードも入った。
しかし、これらは死人やら犯罪やら
重い内容ばかりなので賛否両論😅
あと修学旅行の中編、
あれは流石にやりすぎで気持ち悪かった。
(アニメでは下ネタが大幅カット)
連載終了が決まった29巻頃から縦軸重視の構成に変化。
特に最終巻の感動的なシーンは圧巻。
お涙頂戴でないからこそかえって感動する。

ただ、惜しかったのは恋愛の描き方。
唐突にフラグが立ったり折れたりが目につくので
あまり恋愛描写には期待できない。
ボッスンヒメコの恋愛を突然推し始めたのも苦手。
彼らはスイッチも含めて腐れ縁の友人として
対等にバカやってるところが一番良いのだから、
そこだけは変えないで欲しかった。
ボッスン自身も恋愛の時はニブすぎてイライラする。
まぁ、この漫画にはあくまでギャグを求めるべきなので。

笑ったり和んだり頭を使ったり感動したりと、
とにかくいろんなことがあった最高の漫画だね!
気になる方は是非一読を😊百聞は一見に如かず

アニメ版はタツノコキャラと文字の多用に
違和感を覚えることがあるけど、
差別発言や暴力シーンがオミットされたり、
原作で入れられなかったシーンが追加されたりと、
全体的に良くアニメ化されたね。
でもルミのCV、何故声優に非ず下手な人物を起用した!?
これじゃ出番が増えても全然嬉しくない!😫
最後までの映像化が叶わなかったのも残念。
未見の方が履修するならやはり原作からだね。
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4 Comments

シシキバ

漫画は全巻持っていますね。
ファンブックも持っています。

  • 2023/06/05 (Mon) 21:25
  • REPLY
R・チョロ

R・チョロ

Re: タイトルなし

私は最後の3巻しか単行本を持っていませんが
1話1話にコメントがあったりして良かったですね。
ファンブックもあるなら買いたいです。スケダン最高です!

シシキバ

近くブックオフや中古屋さんで全巻纏めて買えますよ。

  • 2023/07/11 (Tue) 19:30
  • REPLY
R・チョロ

R・チョロ

Re: タイトルなし

情報ありがとうございます!寄ったらチェックします!